露大富豪が落札したノーベル賞メダルを返還、実質的寄付

 ノーベル医学・生理学賞のジェームズ・ワトソン博士(86)の受賞メダルをロシアの大富豪アリシェル・ウスマノフ氏(61)が475万ドルで落札したが、本人に返還する意向を明らかにしている。


アリシェル・ウスマノフ氏 (USMHDより)
 先日のクリスティーズオークションで475万ドルで落札されたノーベル賞メダルは、当時は落札者の名前は伏されていたいたが、ウスマノフ氏が名乗り出たことで明らかになった。メダルの予想価格は250ドル以上と見られていたのだが、落札額はそれを大きく上回った。

 メダルを返還することが、代金の返還は求めないために実質的には寄付行為に相当するが、最初からそれを意図していたようにも思われる。


ジェームズ・ワトソン氏 (62年当時、クリスティーズより)
 ワトソン博士はDNAの構造を明らかにする研究によって1962年にノーベル医学生理学賞を受賞した。しかし、2007年に英紙サンデータイムズノインタビューで、人種と知能との関連について述べたことで、当時所属していた研究機関を追われている。その後は、研究から遠ざかり、研究開発に恵まれない境遇となっていた。

 返還されたお金については、博士も研究機関などへの寄付の意向を持っているという。

 ウスマノフ氏はウクライナ生まれの大富豪で、英プレミアグループのアーセナルのオーナーでもある。

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