アリババ馬氏がアジア1の大富豪に、資産3.4兆円

 中国電子商取引大手アリババグループの創業者ジャック・マー氏(50、馬雲)が資産総額で、李嘉誠氏を抜いてアジアナンバー1の大富豪になったことが明らかになった。


ジャック・マー(馬雲)氏
 ほぼリアルタイムで資産総額を計測している指数ブルームバーグインデックスによれば、マー氏は資産総額は287億ドル(約3兆4000億円)、今年はアリババ株の新規株式上場(IPO)があったこともあり、251億ドル(約3兆円)増加した。利回りにして695%になる。

 一方で長らくアジアの不動産王として盟主の地位を保ってきた、李氏の資産は282億ドル(3兆3370億円)で、逆転した。


李嘉誠氏
 馬氏は、わずか600万円から事業をスタート。ソフトバンクなどの出資も仰ぎながら、世界最大級の電子商取引企業となった。9月19日(米時間)にNY証券取引所に新規株式上場し、ソフトバンクはもちろん、資本関係にある日米ヤフーなども株価は連高となった。

 馬氏はアリババ株を2億610万株(8.9%)を保有し、また電子決済大手アリペイの株式も48.5%分保有している。

 不動産業の李氏をIT事業者の馬氏が超えたことは、一つの時代の移り変わりを象徴するような出来事でもある。

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