主要な高級ブランドも今はオンライン展開に力を入れている。ルイ・ヴィトン、グッチ、マイケル・コース、コーチ、ラルフ・ローレンがインターネット上の五大ブランドを形成しているが、実は最も利用しているユーザーの年齢層は意外にも55歳以上であることが明らかになった。
これは、米PMデジタルが調査した高級ブランドのオンライン動向を調べたレポートで判明したもので、年齢別シェアでは55歳以上が28.5%だった。次いで多いのは、18~24歳だった。
18~24歳 20.6%
25~34歳 14.3%
35~44歳 18.9%
45~54歳 17.7%
55歳以上 28.5%
年配者が最多のシェアということは、世帯年収が高いためではないか、との見方も成り立つ。世帯年収別のシェアが次のとおりになる。
3万ドル以下 25.5%
3万~5万9999ドル以下 20.1%
6万~9万9999ドル以下 20.9%
10万~14万9999ドル以下 21.2%
15万ドル以上 12.3%
まず、年収10万ドル以上は三分の一を占めている。また、一方で言えることは中間層よりも3万ドル以下の低所得層の方が割合は多く、年齢で見た年配層と若年層の分布が多いのと同じような構図か。
男女別では男性が51.6%で女性よりもやや多い。これは、プレゼントの購入の目的などがあるのか。品目で強いのは、ハンドバッグ、ベルト、シューズなどである。次ページでは、各高級ブランドの特徴を見てみる。