再生可能エネルギーの買取を中断している九州電力は22日、条件付きで来年1月から買い取りの手続きを再開すると発表した。申請件数が大幅に増加したために同社は9月から受け入れ停止。各電力会社が相次いで、買取受け入れの中断、停止を決定していた。
今年4月から買取価格が減少することを受けて、年度末に申請が集中。これを受けて、経済産業省は再生価格エネルギーの固定買取を制限できるように制度見直しを行う方針を明らかにしている。
太陽光発電で年間500キロW以上の事業者については、年間30日までの無補償で出力抑制をする場合がある。つまり、需給関係が崩れている際には、限定的に買取を行わない時期もあるという条件がつくことがあるということ。ただ、この30日間を超える可能性も今後は電力会社が判断することができる。
家庭用をのぞく500キロW未満の事業者も同様。
九州電力の太陽光発電の接続可能量は最大で817万キロW(九州本土)となっており、現在の接続申込量は1322万キロWとなっている。
地熱発電、水力発電については従来どおり。