テッパー氏、2015年相場は危機到来か?

 米著名ヘッジファンドマネージャーのデビッド・テッパー氏は24日、2015年の米国株について「1998年の状況に似ている」と不安な見通しを示した。CNBCのスクウォークボックスに電子メールで回答を寄せたもの。


デビッド・テッパー氏
 NYダウは史上初の1万8000ドルを超え、2014年も強気相場は継続した。いつまでもこの熱狂が続くわけではないものの、米国の富裕層投資家たちも強気な見方を崩していない中で、世界一の投資家は1998年の例を取りだして警告を発した。

 1999年に起きたことと「まったく同じではない」としながらも、1998年は2014年と同じように米国に投資資金が集中したが、同時にロシア危機も起きている。98年8月はロシア中央銀行が対外債務の支払いを一時的に停止したことによって、危機が表面化した。対して14年にも前兆とも取れる現象がロシアで起きている。

 歴史は繰り返すが、来年はどうなるか。

 テッパー氏は今年5月のSALTカンファレンスでは「先行きは楽観視はできない。株の保有を6割程度に減らすかもしれない」としたが、6月のCNBCに電話出演した際には、「懸念はすでに和らいだ」と楽観論を展開していた。

 テッパー氏は最近5年の間で、業界報酬首位の座に3度輝いている。


S&P500(BIG CHARTSより)

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