著名投資家のBNF氏が、ふるさと納税制度で三重県伊賀市に1500万円の寄付を行っていたことが26日わかった。500万円の寄付で純金手裏剣が返礼品としてもらえるというもの。沈黙を保っている孤高の投資家が、高額寄付という形で久々に表に登場した。
26日付け朝日新聞電子版で伝えられ、伊賀市総合政策課は、ゆかしメメディアの取材に事実を認めた。
忍者ゆかりの地である三重県伊賀市が実施している、このふるさと納税は500万円の寄付で純金の手裏剣が返礼金として戻ってくるというもので、10月以降に募集されたもの。
総合政策課によると、この500万円以上の寄付はBNF氏が初めてだといい、同市とはゆかりはないものの「伊賀忍者を使った観光PRのために役立ててほしいということで、お振り込みいただいた」という。伊賀市はとても感謝しており、今後は観光行政に大いに役立てたい、としている。
これまでの同市へのふるさと納税の額は平成22年度の1226万円を最高に、年々減少傾向にあった。しかし、26年度はBNF氏の寄付により、ここ数年の間では最高額となり、観光行政の振興に一役買いそうだ。