ティファニー、日本の年末商戦16%減

 米ジュエリー大手のティファニーが12日に発表した2014年11、12月の年末商戦の売上高は、前年同期比1%減の10億2000万ドル(約1200億円)だったことがわかった。ドル高が原因だとしたが、もうひとつの原因として、日本が対前年比16%減となったことも響いている。

 ティファニーによるのマイケル・コワルスキーCEO(最高経営責任者)は「全体に失望するような内容だった」とし、日本についても「引き続き弱い」とした。同8~10月期の決算では、「T」が好調で全体をカバーしたものの、年末商戦ではカバーするほどにはいたらなかった。地区別での推移は次のようになる。

世界 -1%
米国 -1%
アジア 7%
日本 -16%
欧州  1%
その他 14%


 日本が2ケタのマイナスとなる16%で、年度替わりに消費税率を上げて以降はマイナスが続いている。テファニーは2015年1月通期の1株あたり利益の見通しを4.20~4.30ドルだったところを、4.15~4.20ドルに下方修正した。

 昨年12月末時点での店舗数は、米国1213店、アジア73店、日本56店、欧州38店となっている。日本はこの1年間で2店舗増。

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