子供の医学部進学援助額「1億円」が6.4%

 現役医師で、自身の子供が医学部進学にあたって想定している援助額は平均で2800万円、また、1億円と答えた医師も6.4%いたことが、メディカルラボの調査結果で明らかになった。

 今回の調査「医学部受験と医師生活」は、現役医師300人を対象にインターネット上でデータ集計した。まず、自身の子供に医師を目指してほしいと考えている医師は125人、53.9%だった。

 その医師を目指して欲しいト回答した125人に、子供の学費や進学・受験にかかる費用としてどのくらいまでの資金を出しても良いかと質問したところ、最大額は1億円で6.4%だった。最も多いのが2000万円以上で56%、次いで、3000万円以上で43.2%だった。この全体平均額は2798万円となる。


 学費を値下げして受験者が増えた順天堂大は、特待生は5年間2000万円程度とリーズナブルなところもある。将来の地域医療に従事するという条件で奨学金を融通する制度もある。それでも帝京大のように初年度が1000万円超のような高額なところもあるが、開業医であれば跡継ぎは学費には変えられないことがうかがえる。

 また、医学部受験だが、家族の協力が必要不可欠という回答が96%で、医学部進学にあたっては中学選びから重要だと考える人が70.4%にも上った。

 一方で医学部には何浪しても行く価値があるかどうかについては、肯定派は38.4%にとどまった。

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