年収2000万円以上の高所得女性は、富裕層投資家よりも投資に関してリスクテークをより重要だと考えていることが、米スペクトラムグループの調査結果で明らかになった。そうした貪欲な投資意欲があるためか、投資アドバイザーへの満足度が低いという傾向が浮かび上がってもいる。
調査結果によると、年収20万ドル、もしくは世帯年収40万ドル以上の共働き夫婦かエグゼクティブ女性が対象。投資でリターンを得るために大切なことはという問いに、リスクと回答した女性は71%で、富裕層投資家の51%を大きく上回ったという。
こうした投資への貪欲さは、学ぶ姿勢にも表れているようだ。
◆年収2000万円以上の女性
・とても投資知識がある 11%
・投資知識はかなりあるが、まだ学び足りない 64%
・投資知識はあまりない 23%
・全く投資知識はない 1%
◆富裕層投資家
・とても投資知識がある 16%
・投資知識はかなりあるが、まだ学び足りない 53%
・投資知識はあまりない 23%
・全く投資知識はない 6%
また、投資アドバイザーを採用している人で、そのアドバイス内容について満足している女性が59%に対し、富裕層投資家は73%だった。投資意欲から要求レベルが高くなるのか、相対的に満足度は低かった。