スイス中央銀行がスイスフランのレート上限を撤廃した件で、ヘッジファンド運用会社エヴェレスト・キャピタルがグローバルファンドを閉鎖する方針であることが、ブルームバーグの報道でわかった。
SEC(米証券取引委員会)の提出書類によると、エヴェレスト・キャピタルは運用総資産は20億ドル以上でマイアミに拠点を置くヘッジファンド運用会社。創業者マルコ・ディミトリジェビッチ氏。グローバルファンドは同社でも最大の運用資産額であり、昨年4月時点での運用資産は9億37000万ドルとなる。
1993年にスタートし、最低投資金額200万ドル、投資家254人となっている。2013年には同ファンドの運用利回りは、米国株、日本株の運用益でリターンは40%だったという。
ちなみに、ディミトリジェビッチ氏は98年に、ロシア国債で投資をしていたこともあり、破綻を経験している。過去には、日本を対象とする投資ファンドの運用実績もある。
同社は現時点では正式なコメントは出していない。