ジャニーズ女帝が後継指名「(争うなら)SMAP連れて辞めろ」

 日本国内の芸能界の男性アイドルの市場を独占する「ジャニーズ事務所」。年商700億円とも言われる巨額のビジネスとともに、有形無形の資産を有する喜多川家の帝国だが、後継者は業界関係者の誰もが注目していたところ。ジャニー喜多川氏の姉で副社長のメリー喜多川氏が「週刊文春」(1月29日号)で、自身の長女・藤島ジュリー景子氏を初めて公に後継指名した。しかし、本当に怖いのは不世出の大プロデューサーであるジャニー氏の後に、ジャニー氏無しという現実だろう。

 嵐などのマネジメントを行うジュリー氏と、SMAPなどのマネジメントを行う飯島三智氏。お互いのマネジメントするタレント同士の共演がほとんどないことから、ファンの間、さらにはマスコミの間でも2つの派閥の存在があるのではないか、とも言われてきた。

 跡目の問題はジャニー、メリーの両氏がともに80歳を超える高齢となったとで注目を集めることに。もちろん、喜多川ファミリーによる巨大な創業企業だけに、資産と事業の継承者は血縁者であるジュリー氏が後継者になろうことは自然な流れと見られていた。ただ、SMAPを国民的アイドルグループに飛躍させた飯島氏の手腕と功労も大きく、事務所内に二つの大きな流れができてしまっているかのように見られてきた。

 メリー氏は取材中に飯島氏を呼びつけて、もしも派閥があるのならSMAPを連れて会社を辞めるように強い口調で迫っている。
 
 ちなみに、これまで言われてきた主な派閥分けは次のようになる。

ジュリー派:嵐、KATTUN、TOKIO
飯島派:SMAP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone
中間(ジャニー氏専権):KinKi Kids タッキー&翼

 上の二つのグループは共演は極端に少なく、それも勘ぐられる要素となってきた。

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