医師が自宅購入時期は30代が最多、一方「異動多すぎ」「開業のため貯金」の賃貸派も

 医師が自宅を購入する年代は、30代が34.9%で最多であることがメドピアの調査結果で明らかになった。30代に次いで40代が24.8%で過半数が40代までに購入。購入希望はないという回答は15.5%だった。医師3951人から有効回答を得たもの。

 購入派は「30代」34.9%、 「40代」24.8%と過半数を占め、その動機は「結婚を機に」「子供が生まれたので」「開業と同時に」「医局をやめ、 転職したとき」など。 配偶者、 親、 子供など、 家族の生活を考慮して購入を決意することが多いようだ。
家族構成の変化に応じて複数回買い換えている例も少なくない。

 その一方で、「購入していない(購入希望はない)」という回答は15.5%。「いつでも引っ越せるので気が楽」「不動産購入は経済的に見て割に合わない」という賃貸派の意見も多い。「親と同居する予定」「実家に住んでいる」「異動が多すぎて定住できない」といった回答もあった。

 年代別の主な意見は次のとおり。

◆「30代」で購入1381件
・がんばって自力で一戸建てを35年ローンで購入しました。(50代、 消化器内科)
・30代でマンションを購入して、 40代で一戸建てを建てました。(50代、 一般内科)
・勤務医の時に買いました。 医局に籍を置いていましたが、 子供を転校させたくなくて、 もう動きませんという対外的な意味もありました。(40代、 麻酔科)

◆「40代」で購入979件
・民間病院への就職を機に転勤がなくなったので購入しました。(40代、 神経内科)
・これ以上、 勤務先が変更になると思われなかったので購入したが、 その後4回も転勤となった。(60代、 放射線科)
・どこに赴任してもいいように交通の便を一番に考えました。(50代、 小児科)

◆「購入していない(購入希望がある)」675件
・昇進して転勤の可能性がなくなったら購入します。(40代、 腫瘍外科)
・開業希望なので貯金中。駅近築浅の借家でも快適ですよ。(30代、 形成外科)

◆「購入していない(購入希望はない)」612件
・社宅で十分ですし、 賃貸しか考えてません。(40代、 放射線腫瘍科)
・仕事がどこに飛ばされるかわかりませんので定住困難です。 (40代、 精神科)

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