上場企業トップが今年受け取る配当金のランキングを東洋経済がまとめ、10億円以上は8人で、1位はソフトバンク社長の孫正義氏で92億4840万円になることがわかった。
これは、東洋経済オンラインが、同社が発行する「会社四季報」などを基に、1株あたりの配当金から予想配当金として算出したもの。結果は、次のようになる(左から氏名、会社名、配当予想金、配当性向)。
1 孫正義 ソフトバンク 92億4840万円 6.8%
2 柳井正 ファスリ 73億5593万円 32.6%
3 鈴木郷史 ポーラオルビス 23億8176万円 106.6%
4 永守重信 日本電産 17億6903万円 26.2%
5 前澤友作 Sトゥデイ 14億5460万円 35.9%
6 里見治 セガサミー 13億4477万円 244.4%
7 田中良和 グリー 11億2195万円 11.8%
8 西河洋一 飯田グループ 11億2051万円 51.0%
※敬称略
ほとんどが創業者であり筆頭株主である。特に1、2位の孫正義氏、柳井正氏は日本を代表する大富豪であり、現在も会社の事業規模を世界に向けて拡大を続けようとしている。5位の前澤氏、7位の田中氏はともに30歳代。6位の里見氏は先日、自宅から銃弾が見つかるという刑事事件も発生している。
珍しいのは8位の西河氏で、筆頭株主でもなく創業者でもない異色の存在でもある。飯田グループは建設会社6社が統合したものだが、西河氏はグループのアーネストワンのトップだった。グループ内では売上高の割合も高く株式割り当ても多くなり、株主順位は2位で個人筆頭株主となっている。
他に若手では9位に、コロプラ創業者の馬場功淳氏で、9億7685万円となっている。