中国人富裕層が贈り物で最も好むブランドランキングの最新版が、フージワーフ研究院から発表され、1位はアップルとなった。共産党による汚職取り締まりが厳しくなっており、高級ブランド品市場も緊縮し2年間で売上は30%減に。国内の高級酒ブランドであるモータイが6位に上昇するなどの動きも出ている。
汚職取り締まりがひじょうに厳しく、高級品の贈り物にまで警戒感がある。高級ギフト市場はおとなしく、そんな中で存在感を増しているのがアップルで18.9%から20.3%に支持率を拡大した。高級ブランドの象徴的な存在でもあるエルメスが5位から7位にランクを落とした。バーバリー、プラダはともに圏外に去った。
酒では赤ワインではなく、モータイに注目が集まる格好となった。3年ぶり2度目のランクインとなった。また、中国国内ブランドとしては、唯一のランクインとなっている。
◆2014年
1 アップル 20.3%
2 ルイ・ヴィトン 13.4%
3 グッチ 6.8%
4 シャネル 5.5%
5 モンブラン 4.8%
6 モータイ 4.7%
7 エルメス 3.8%
8 カルティエ 3.6%
9 ブルガリ 3.5%
10 サムスン 2.3%
◆2013年
1 アップル 18.9%
2 シャネル 13.2%
3 ルイ・ヴィトン 10.2%
4 ディオール 5.1%
5 エルメス 4.1%
6 カルティエ 3.7%
7 ティファニー 3.6%
8 アルマーニ 3.5%
9 サムスン 3.4%
10 グッチ 1.7%
中国富裕層はブランド品の贈り物を好み、特に春節(中国の正月)に富豪が贈り物をする価格は欧米を上回る。