CTAの女帝ブルートレンドファンド、1月リターン9.5%

 欧州の著名ヘッジファンド、ブルー・トレンドファンドが、今年1月のリターンが9.5%になったことがロイター通信の報道で明らかになった。ブルー・トレンドは大手ヘッジファンド運用会社ブルークレストから独立しており、最も著名な女性ファンドマネージャーのレダ・ブラガ氏が指揮を取る。


レダ・ブラガ氏
 複数の投資家が同社が発行した書簡を基に発言したもので、今年1月のリターンが9.5%になったという。

 ブルートレンドファンドは2009年に、ブルークレスト社の時代にスタート。CTA戦略を取っており、種々のプログラムで世界中のコモディティなどに投資機会を見出す。

 SECに提出したファイルによると、拠点はスイスのジュネーブに置いており、今年1月時点では運用資産総額は40億ドル、最低投資額は100万ドルで投資家は最大で350人となっている。2009年には運用資産総額は3億ドル、投資家51人だった。

 直近のリターンは、2013年が11.5%のマイナス、2014年が12.7%のプラスだった。

 ブラガ氏の報酬は5000万ドルで業界でもトップ50位に入り、女性では最上位につける。ブラジル系英国生まれ、インペリアル大学で工学博士号を取得し、卒業後は研究職を経て、JPモルガン入り。ロンドンのデリバティブ部門副社長時に知り合った同僚のマイケル・プラット氏とブルークレストを立ち上げている。

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