裕福なカードホルダーが望むのはキャッシュバック

 10万ドル以上の投資可能資産を持つカードホルホルダーが最も好むサービスは、60%は現金、つまりキャッシュバックだと答えたことが米クレジットカードドットコムの調査で明らかになった。

 この調査は全米の約800人の10万ドル以上の投資可能資産を持つ、比較的裕福なカードホルダーを対象に行われたもの。

キャッシュバック 60%
マイル      22%
無料ホテル宿泊  7%
買い物      5%
航空チケット   1%
VIPパス    1%
コンシェルジュ  1%
その他      3%


 キャッシュバックが圧倒的な一番人気となっているものの、投資可能資産が高いほど2位のマイルの人気が高まることも同時に明らかになった。例えば、50万ドル以上の人は10万ドル以上の人よりも、マイルを好む傾向が出ていた。

 また、男女別で言えば、女性の方がキャッシュバックを好む傾向にあった。年齢で見ると、60歳以上でマイル派は24%に対して、44歳までは14%だった。

 この傾向は、過去に米フィデリティが行った調査でも明らかになっている。こちらは全米の男性1013人、女性1023人を対象に行ったもの。

キャッシュバック 63%
マイル      39%
ダイニングなど  39%

 ただ、これらの調査では、何のカードを保有しているかが明らかにされておらず、その点ではわかりにくい面もある。

 ちなみに日本で行われた調査では、同様の項目がないものの、現在所有するカードを作った理由で見ると次のようになる。ポイントや入会金無料など実利的な要素が上位となるが、キャッシュバックは上がってこない。

◆JCB(2013年)
ポイントやマイルが貯めやすいから    55.1%
入会金、年会費が他社と比較して安いから 51.9%

◆MMD研究所(2012年)
ポイントが貯まる  75%
年会費が無料    62.3%
ポイント還元率が高い29.1%

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