英国の人気ユーチューバーであるZoe Suggさん(24)が、100万ポンドの自宅を購入したことがわかった。ユーチューバー歴は6年で、現在では月収で2万ポンド以上と言われるまでになっている。
英メディアによると、購入した邸宅は英国のブライトンに立地する5ベッドルームのもの。24歳の女性がポンと100万ポンドを出したのだという。
一時はインテリアデザインの会社で働いていたこともあるが、同時にブログでファッションやコスメの紹介をするようになると、閲覧者が増えたことで、専業ユーチューバーとなった。当初は閲覧者はとても少なく「最初の2週間は読者3人だった」という。だが、他のブログでコメントされていたりしたので、ツイッターを開始したり、コミュニティに積極的に参加するなどしたそうで、そうするうちに閲覧者が増加していったという。
Zoeさんは「プッシュする努力を続けていけば、見つけてもらえるかもしれない」という。
また、現在ではインターネット上の展開だけではなく、昨年発表した小説デビュー作は、すでに大ヒットになっているといい、今後も多方面での展開が考えられる。
視聴者は世界中で10億人以上と言われるユーチューブ。そこに動画を投稿して生計を立てる人はユーチューバーと呼ばれるようになった。年収数千万円の猛者たちも世界では数多く誕生している。例えば、スウェーデンの年収16億円(グロス)のピューディパイさん(24)、年収5000万円以上の米国のベサニー・モタさん(22)らが有名だ。日本では、HIKAKIN氏がTVCMにも出演するようになり、人気がある。
企業も人気ユーチューバーをインターネット上のスターとして認識し積極的に活用するようになっており、先日は、LINEが、女性ユーチューバーのマネジメント会社「3ミニッツ」に出資を決めたことが発表されるなど、育成をしようとの動きも盛んだ。
ただ、その一方で、かつては1回の再生で0.1円だった広告収入。つまり、10万回の再生で1万円という計算になる。だが、現在はそれが0.1円未満、少なく見積もっても半分ほどの0.05円程度になったという。
有名になったものだけが、企業とのタイアップを勝ち取るなどして生き残ることができる厳しい市場へと変化しているのもまた事実だ。