東京大学、京都大学など大学合格者の高校別ランキングがサンデー毎日から発表され、東大は開成が34年連続1位で、京大は洛南が24年連続1位の記録が途切れ、西大和学園が1位となった。東大は地元・東京からの合格者が増加しており、地方からの学生が減少傾向にある。
◆東大合格者ランキング(15年、14年)
1 開成 (東京)176人 149人
2 筑波大付駒場(東京)104人 99人
3 灘 (兵庫)89人 101人
4 麻布 (東京)80人 82人
5 駒場東邦 (東京)79人 73人
6 桜蔭 (東京)72人 65人
7 聖光学院 (神奈川)70人 70人
8 渋谷教育学園幕張(千葉)54人 47人
8 学芸大付 (東京)54人 52人
8 海城 (東京)54人 38人
◆京大合格者ランキング(15年、14年)
1 西大和学園 (奈良)81人 74人
2 東大寺学園 (奈良)70人 58人
3 甲陽学院 (兵庫)67人 54人
4 洛南 (京都)60人 79人
5 北野 (大阪)58人 71人
6 洛星 (京都)56人 63人
7 大阪星光学院(大阪)54人 58人
8 天王寺 (大阪)53人 47人
9 堀川 (京都)52人 46人
10 膳所 (滋賀)48人 49人
東大のランキングで関東以外は3位の灘だけ。代々木ゼミナールのデータによると、東京都の合格者は1146人で、昨年から48人も増加。東京都が全合格者の38.1%を占めることになり、毎年増加の傾向にあり、同データがある1996年以降では最多となる。
関西の雄・灘は合格者数を減らしてはいるが、東大理3では15人の合格者を出すなど国立大医学部ではいまだに強く、また、海外志向も最近は高いため、東大に対する意識の変化が影響しているのではないか。また、地方の高校の学生も医学部を目指す傾向もあり、東大はある種のローカル化を迎えているようだ。
一方の京大は、洛南の時代が続いていたが、24年連続1位で記録は途絶えて、今年はついに西大和学園が1位となった。2位は東大寺学園で、奈良の2強が1、2位を占めた。