「赤プリ」後継は1泊6万円、データ蓄積で常連に優しいホテル

　プリンスホテルは、旧グランドホテルプリンス赤坂の跡地に建設中のホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の施設概要を発表した。地上36階建てでホテル棟は30～36階に入り、1泊6万円を検討している。リピーター顧客に対しては、蓄積したデータの設定を基にしたサービスが行われる。開業は2016年夏予定。
　

　客室は「スイート」「グランドデラックス」「クラブフロア」「デラックス」の4種類で、各部屋に大窓があり、眺望を楽しむことができるようになっている。また、各客室にはタブレット端末が標準設置されており、顧客情報を蓄積して、次回以降からはそれぞれの宿泊客用にカスタマイズされたサービスが提供されることになる。主な部屋のプランは次のようなもの。

ザ・プリンスギャラリースイート　148平方メートル　1室
デザイナーズスイート　　　　　　100平方メートル　4室
紀尾井スイート　　　　　　　　　95平方メートル　 6室

　跡地にはオフィス、ホテルのほか、住宅棟も併設する。住戸は135戸が予定されている。

　昨年10～12月期の客室稼働率は、シティホテル79.9％、ビジネスホテル75.4％で観光庁による調査開始以来では最も高い客室稼働率となっている。東京都内でも高級ホテルは不足しており、今後東京都内にオープン予定されているが、主な高級ホテルは次のとおり。

◆星野リゾート「星のや 東京」　2016年予定
◆ホテルオークラ東京新本館（改装）　2019年予定