東大と東京電力、「洋上風況」共同研究

 東京電力と東京大学が、「洋上風況観測システム実証研究」を銚子市南沖合で実施することがわかった。

 東京電力はこれまで、再生可能エネルギーの利用拡大に向けた取り組みの一環として、陸上に比べて風況の良い洋上の風力エネルギーの有効活用を目的とした研究を進めてきた。

 今回の「洋上風況観測システム実証研究」は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が、「洋上風力発電等技術研究開発」の一環として公募したもの。東京電力は洋上風力発電を実用化するための必要不可欠なステップとして応募・受託した。

 「洋上風況観測システム実証研究」では、平成21年8月から平成26年3月にかけて、千葉県銚子市の南沖合に風況観測タワーを設置、風況や波浪などを観測して、気象・海象条件を把握するとともに、海洋構造物が環境に与える影響について調査を行う。研究の成果は、NEDOの公募により実施される予定の、実際に洋上に風力発電機を設置した実証研究の成果などとあわせ、洋上風力発電技術の確立に活かされる。

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