テレビ局のタレントのギャラはほとんど談合で決まっていたが、それはもう昔の話。だが、
現在は製作費不足を補うために各局が独自にダンピングを行っていることは業界人なら、誰もが知る話である。写真週刊誌FLASHが、各有名タレントの各局別のギャラをまとめているが、女優、米倉涼子さん(39)には1本400万円を提示する局もあることが判明した。
キー局の番組起用のギャラは10年ほど前までは、200万円以上が大物芸能人の相場でもあった。しかし、細る放送事業以外には有効な事業も育たずに現在にいたり、その間は下請け費用をはじめ経費削減で乗り切ってきた。
最も大きな経費削減策はタレントの出演料なのである。局によって性格は少しずつ異なるものの、編成主導で厳重な管理が行われている局もあったり、ダンピングされている。
だが、数字が取れる主演女優には惜しんではいられないようだ。
NHK 日テレ テレ朝 TBS テレ東 フジ
米倉涼子 100万円 170万円 400万円 220万円 200万円 250万円
※敬称略
また、200万円クラスは、柴咲コウさん、綾瀬はるかさん、吉高由里子さん、上戸彩さん、杏さんあたりが該当する。
NHK 日テレ テレ朝 TBS テレ東 フジ
明石家さんま 70万円 200万円 200万円 200万円 100万円 200万円
ビートたけし 100万円 200万円 200万円 200万円 100万円 200万円
※敬称略
お笑いタレントの200万円超えはこの2人だけで、ダウンタウンの2人は最高で200万円弱となっている。
現在のテレビ局が最も欲する費用対効果の高いマツコ・デラックス、有吉弘行の両氏は、
マツコ氏の単価は意外に高く、NHKとテレ東以外はすべて150万円以上。コストパフォーマンスの良さから各局のキャスティング合戦が起きている。12本のレギュラーを抱える有吉氏も同様の現象が起きている。