10億円あれば生活は楽になる
ハードワークで築いてきた資産だが、実はその額が大きいほど生活への満足度は上昇していく。満足度は次のようになる。
・100万ドル~200万ドル 73%
・200万ドル~500万ドル 78%
・500万ドル~ 85%
そのため、さらに資産を増やしたいと考えてもいる。1000万ドル以上を保有する超富裕層でも、希望の資産額は2倍以上の2500万ドルとなる。また、100万ドルクラスの富裕層も1000万ドルを希望していることから、一定の満足がいく生活レベルの水準は1000万ドルと考えられるだろう。富裕層と超富裕層との分岐点とも言える資産額でもある。
・100万~500万ドル ⇒ 1000万ドル
・500万~1000万ドル ⇒ 1500万ドル
・1000万ドル以上 ⇒ 2500万ドル
最後に世代別の自身の資産に対する考え方を見ておくが、全体に若い層ほど資産を失うことへの恐怖を感じている傾向が出ている。
ミレニアル世代 1990年代以降生まれ
ジェネレーションX 1961~1981年生まれ。
ベビーブーマー 1946~1964年生まれ
戦前生まれ 1940年代以前生まれ
◆調査対象者のコメント ※参考
42歳女性 100万~200万ドル「パートタイムも良いけど、それではチャンスを潰す。できるなら、子供は良い大学に行かせたい」
53歳女性 500万~1000万ドル「あらゆる場所に旅行に行きたいし、あらゆることをしたいけど、すべては無理」
52歳男性 200万~500万ドル「子供には良くしているつもりだが、それでは十分ではないとも感じる」
64歳男性 500万~1000万「ミドルの時によく働き、十分な富も得ることができた。満足のいく仲間たちに囲まれて、恵まれた夫婦だと思う」
68歳女性 500万~1000万「富の格差は、教育や職業選択機械で格差を生む。現在の経済環境では、階層を上げるのは難しい」