シンガポールの著名投資家ジム・ロジャーズ氏が、北朝鮮への投資について「もしもすべてのお金を北朝鮮に入れることができるのならば、そうしたい」と、CNNマネーに語っている。最近は、新たな投資先として北朝鮮への関心を示していたが、かなりの期待を持っていることを改めて示した。
ジム・ロジャーズ氏
特に北朝鮮については、「もしもすべてのお金を北朝鮮に入れることができるのならば、そうしたい」と述べるほど。1980年代の中国のような転機にあると位置付けており、鄧小平が国家主席となり経済開放路線を取ることで、市場経済に移行させていったイメージを描いているようだ。もちろん、大きなマーケット規模ではないが、これから大きな変化が訪れる可能性があると見込んでいるのだろう。
ロジャーズ氏は、2012年、13年とコインのフェアで北朝鮮の金貨を大量に購入したことも知られている。その購入理由としては、南北統一が行われるという考えの前提に立っているため、北朝鮮という国自体が消滅する可能性があるために、より希少価値が高まるというものだった。
今回語った大きな変化の可能性とは、中国のように経済だけは市場経済を導入するのか、あるいはその先の南北統一に含みまで見ているのか。