ニトリ社長「私の履歴書」に母の説教「歳まで忘れるなんて」

 「嘘ばかり吐くのはやめなさい」。

 ニトリ社長の似鳥昭雄氏が日経新聞文化面の連載「私の履歴書」で披露した、様々な破天荒エピソードが話題を呼んだ。一例を挙げると次のようなものだが、それらについて、実母のみつ子さんが今度は、週刊文春誌上で反論したのだ。

・米が家になく食べられなかった
・父親、母親から子供時代は気絶するくらい殴られた
・地元工業高校に裏口入学するために校長に米俵をワイロとして贈った
・北海学園大入試で到底受からないので、カンニングをする
・暴力団のマネをして水商売客の未払い金の取り立てのアルバイトをする
・父の会社に就職してすぐに自分が貯めた5万円を持って家出

 資産17億ドルで日本でも15位(フォーブス)の大富豪となった似鳥昭雄氏。私の履歴書での登場は経済人としては一つの大きなステータスシンボルでもあるのだが、そこで披露されたエピソードがおよそ上場企業の創業社長とは思えないほど。

 だが、みつ子さんは「調子に乗って、あることないこと書いて。あの子は小っちゃい頃から嘘つきなのさ」と反論している。実家は米店だったために米がなかったというのもウソで、裏口入学もウソで、気絶するまで殴られたのもウソだとしている。そして、家出も母の金8万円を持ち逃げしたとも付け加えている。

 そんな似鳥家と昭雄氏は、相続について係争をしてきたが、みつ子さんは第二審ですでに和解していたことを明らかにしている。

 父のニトリ株は昭雄氏に相続されているが、株をめぐって昭雄氏の相続手続きに問題があったとして遺産分割協議の無効を求めていたもの。一審は母側の訴えが退けられていた。解決はしているが、長い間会っていないという。

 みつ子さんは現在94歳だというが、似鳥社長は週刊現代の取材に「ウチのおふくろは今年で96歳になる」と語っている。しかし、この下りについて、文春誌上で「母親の歳まで忘れて母さんは悲しい」と打ち明けている。

 息子がいくら立派な経営者になっても、母親の目だけはごまかすことはできない。

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