1人10億円! 中国人富裕層の次の「爆買い」は日本の美女

日本の芸能界にもすでに接触

 中国人の間では、日本の芸能界に一種の羨望のまなざしが向けられていた。ここ数年の間には、例えば次のような話が実際にあった。

 出演料の支払いを巡って前の所属事務所と訴訟で争った(和解済み)人気女優・杉本有美さんが、中国人富裕層から出資を受けて独立という話が担当者に持ち込まれたことも明らかになっている。トラブルを聞きつけて、ここぞとばかりに投資タイミングを逃すまいと即座に投資の話を持ち出すあたりは、商期を見る目に長けている。

 また、知人から中国人富裕層を紹介されたという、ある中小プロダクションの社長は「会社ごと買収できる芸能プロダクションを探していると話していて、わたしは話に応じませんでした。経営が苦しい所はたくさんあるわけで、何億円と積まれたら目がくらむようなプロダクションも多いのでは」という。この中国人はイベント関連事業の会社を経営し、日本のタレントやモデルを将来的に中国で展開することを考えていたようだという。日本の一流どころのタレントについても、かなりの調べている印象だったという。

 財政的に厳しい事務所にとっては、フトコロが潤う上に、うまくいけば中華圏での仕事のチャンスが生まれる可能性もあり、必ずしも悪い話ではないだろう。

 経営破たんした名門イエローキャブも、外国人女性アーティストを育てて音楽事業に進出を計画し、中国人富裕層にも出資の話をしていたとの情報もある。

 1人に10億円というとんでもない買い物だが、今後も同様の大きなニュースが日本を騒がせるかもしれない。

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