株売却、不動産移転補償、FX、パチンコ台、野球解説
2位の鳩山氏は株式譲渡益が合計で2億2900万円に上った。学研などの株式を売却しており、新たに、ANA、カヤバ工業、日立製作所の株式を新たに加えている。ブリヂストン株は現在も389万株を保有している。ゴルフの会員権も霞ヶ関カンツリー倶楽部などを保有している。資産家のため常に売り時を探しているだろうが、それが今ということなのだろう。
3位の高木氏は、相続を受けた札幌市豊平区の土地が公共事業の対象となり移転補償として1億1566万円が出るなどしている。高木氏は同市内で多数の不動産を保有しており、不動産投資では3422万円の賃料収入がある。
4位岡本氏は、元ゴールドマン・サックス執行役員。不動産収入が多く、5640万円にも上る。都内の大田区、杉並区の他にも、米ニューヨークに合計で3000平方メートル以上の不動産を保有している。6位の今井氏は元為替ディーラーだが、外国為替の先物取引で5130万円の利益を上げている。
自身で、あるいは相続で取得した不動産も実際には担保として億単位の資金の借り入れを行っている議員もおり、選挙資金などに充当しているのだろうか。ちなみに鳩山氏は借入はなく、貸し付けがある。
ランク外では、アントニオ猪木氏が報酬6032万円のうち、2164万を出演料などで稼いだ。現役時代は1億円プレーヤーとして知られているが、知名度から需要はあるようだ。2015年は自身のパチンコ台も導入されており、契約内容はわからないものの、この権利料は来年以降に上乗せされるのだろう。
元巨人軍エースで元監督の堀内恒夫氏は繰り上げ当選ながら、野球解説者などの事業収入が2188万円ある。地元の甲府市内に共同住宅を2369万円で購入しており、損金処理をしているようだ。
維新の党から除名され無所属で活動する上西小百合氏は、大阪・梅田のマンションの区分所有の報告があり、217万円の不動産収入の記載があった。