パリスさん“勝訴”で映画失敗の責任は問われず

 タレント、パリス・ヒルトンさんが2006年の主演映画でプロモーション活動が不十分なため興行的に失敗したとして、プロデューサーから830万ドル(約8億円)の損害賠償を求められていた件で、米マイアミ連邦地裁(フェデリコ・モレノ裁判官)は18日、「映画がどのくらいヒットするかなど、誰にもわからない」として、訴えを退けた。

 判決によると、主演映画の出資者や製作会社は、パリスさんに100万ドル(約9500万円)を支払った。この映画は上映がわずか25館で、収入は250万ドルと低調だった。また、モレノ裁判官は「未熟なプロデューサーが急いで、全くもって不十分なマーケティング計画を急いで作り上げた」と、製作サイドの失敗だったことを指摘した。

 パリスさん側の代理人は「我々の主張が認められた決定だった」と評価した。
一方で、モレノ裁判官は、製作者サイドは100万ドルのギャラについて異議申し立ての権利があることをも付け加えた。

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