飲食業界で2月と8月に売上が落ちる現象を「ニッパチの法則」と呼んでいるが、外食をする機会を調査したところ「他の季節と変わらない」とした人が8割に上ったことが、20日わかった。
調査はアイシェアがネットユーザーの男女590人から集計。回答者の8月の外食状況は「多い(18.0%)」「普通(29.3%)」「少ない(43.7%)」だった。「外食をする人は全体の91.0%に上った。
「外食をする」と回答した人に、夏に飲食店に行く機会が多いかを聞いたところ、「他の季節と変わらない」とした人が84.9%を占めた。つまり、夏だからといって、外食する機会を意識的に増やしたり減らしたりしている人はいないようだ。
さらに「ニッパチの法則」で客入りが悪いとされている8月限定に絞って調べたところ、同様に全体の89.2%が「他の季節と変わらない」と回答した。
ちなみに、外食機会が少ないとした人の理由として、「暑いから外に出ない」「簡単なものですますから」「飲む機会が少ないから」「学校に行かないから」「旅行に行くから」というものだった。意識としては変わらないつもりでも、多くの人が夏休みを取って帰省や旅行をするなど、外食の機会がいつもよりは少なくなってしまうのかもしれない。