「ランボルギーニ・ヴェネーノ」3年で3倍の12億円で売出し

 世界で数台の「ランボルギーニ・ヴェネーノ」(390万ドル)が発表からわずか3年で、998万ユーロ(1100万ドル、約12億6000万円)と約3倍の価格で、高級車ディーラーが販売していることが明らかになった。巷では1960年代のフェラーリのヴィンテージカーを中心に高級車が高騰を続けているが、台数の関係もあるものの、ランボルギーニも3年で3倍という驚異的な値付けで買い手がつくかどうか注目される。


ランボルギーニ・ヴェネーノ
 2013年3月のジュネーブモーターショーでコンセプトカーとして登場したランボルギーニ・ヴェネーノ。750馬力、6.5リットルV12型エンジンを搭載。ボディは低炭素素材が使われているモンスターマシンは、会社創立50周年を記念したモデルでもあり、コンセプトカー扱いでわずか一ケタの製造。そして、そのうちの3台~5台が販売されたと言われる。それでも、発表時にはすべて買い手は決まっていたが、手に入らないことを悔しがった人も数多くいたことだろう。

 それから3年が経ち、現在、約3倍の価格で日本国内の高級車ディーラーによって売りに出されている。同サイトによると、シリアルナンバーは「2」で、事故歴もなく、走行距離は840キロとなっている。

 米国で複数台、アジアで1台などという報道も当時はあったが、一般に流通するのはこれが初めてと見られる。 

 英富裕層向け不動産調査会社ナイトフランクのレポートによると、ヴィンテージカーなど高級車の価格インデックスはここ10年で490%に、5年で162%、1年で7%のそれぞれ上昇となっている。もちろん、絵画、ワインやジュエリーなど他の嗜好品と比べても格段に高騰している。

 ランボルギーニ・ヴェネーノは3年で3倍の12億6000万円という驚異的な値付けとなっているが、果たしてどのような結果になるか。

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