焼肉チェーン「牛角」は8月29日の「焼肉の日」を前に、全国の20代~40代の男女600人に対し実施した「焼肉に関する調査」の結果を発表した。それによると、焼肉で許せない行為は男女共通で「ペースを考えずにどんどん焼く」。焼肉を一緒に食べに行きたい芸能人は男性の1位は「たむらけんじ」、女性の1位「オードリー」だった。
一緒に焼肉を食べに行く回数が多い相手は、男女ともに1位は「家族」。世代問わず家族団らんの食事として愛されているようだ。普段よく食べている焼肉の部位は、男女ともに「牛カルビ」「タン」。「レバー」「小腸」などの内臓系は男性に、ヘルシーな「鶏肉」は女性に人気だった。
焼肉デートは何回目から誘うか、あるいは何回目であれば行ってもよいかを尋ねたところ、男女ともに「最初から」OKが1位となった。以前はにおいが気になる、けむたいのが嫌、など敬遠されることもあった焼肉店だが、今はそういったことを気にする人は少ないよう。焼肉店でも無煙ロースターを導入していたり、食事後にあめやガムを渡すなど、においが残らないようなサービスを取り入れている店舗が増えていることも、焼肉デートに貢献している一因だろう。
焼肉を食べに行って許せない他人の行為は、男女ともに「ペースを考えずにどんどん肉や野菜を焼く」。協調性のない行動は許せないと思われるようだが、男女の差を検証してみると、男性は「順番を考えずに肉を焼く」「どんな肉でもタレで食べる」が女性より上位にランクイン。一方女性は、「すべて他人まかせで自分は食べるだけ」が許せない行為のランキング上位に入り、男性には、肉の食べ方や焼く順番にこだわりを持つ傾向が、女性には、焼肉ならではの場の雰囲気や気遣いを重視する傾向が表れた。
また「焼肉を一緒に食べに行きたい芸人」という質問では男女で結果が大きく異なり、男性は1位が「たむらけんじ」、2位が「寺門ジモン」。一方、女性のランキングでは現在人気絶頂のお笑いコンビ「オードリー」が1位、続いて「明石家さんま」、「はんにゃ」と続いた。
「焼肉を一緒に食べに行く人」の結果や「焼肉デートが最初からOK」という結果から読み取れることは、焼肉は「気の知れた者同士で行くもの」であるということ。しかし、一方で「育てる」という言葉に代表されるように、焼肉は自分独自の世界で楽しむパーソナルな一面も持っている。その、“焼肉という雰囲気に重きを置いている人”か、“まさしく焼き肉に重きを置いている人”かの差がはっきり出た結果となった。しかしやはり美味しく、楽しく焼肉を食べる最適な方法は、自分の好きなように焼いて食べることだろう。