ライザップが実際のところどうなのか聞いてきた

 太った醜い体が、たちまち引き締まったマッチョなボディに大変身――テレビCMのその強烈なビフォーアフターの姿が強いインパクトを与えている「ライザップ」
 そのインパクトが強い分、イメージもひとり歩きしていると言える。さぞかし激しいトレーニングをさせられるんじゃないのか、食べたいものも食べられないといったことが、まことしやかに噂されている。
 実際のところどうなのかを、ゆかしメディア編集部が取材した。

「なぜ痩せたいのか?」を徹底的に問う

「誰もがCMのタレントさんのように、マッチョになっていただくわけではありません(笑)」
 そう話すのは、RAIZAP株式会社の取締役、迎綱治氏だ。
「そうなりたい方には、そのためのトレーニングや食事のメニューを提供していますが、ライザップが提供しているのは、パーソナルなメニューです。その人がなりたい姿になるためのメニューを一緒に考えて、行っていきます。

 CMをご覧になった方が『痩せたい』と申し込んでくださったとします。まず行うのが、無料のカウンセリングです。私たちはお客様のことをゲストとお呼びしていて、ゲストのなりたい姿とその理由を明確にしていきます。
 たとえば『2カ月で5キロ痩せたい』というゲストには、なぜ痩せたいのか、痩せることでどうなりたいのか、なぜ5キロなのかといったことを問いかけます。
 その人が大事にしていることなどを聞いたうえで、具体的なトレーニングメニューを考えていくのです。カウンセリングは60~90分かけて行います。

 それが終わったのちに、入会を希望されるか確認します。入会となったならば、専属のトレーナーがついてトレーニング・食事指導の開始です。


ライザップのトレーニング風景
 トレーニングはゲストの目的にもよりますが、だいたい週2~3回行います。

 トレーニングと同じくらい大切なのが『何を食べるか』です。メールかスマートフォンの専用アプリでトレーナーに食事の内容を毎日報告してもらいます。

 報告を受けたトレーナーは、それをもとに新たなアドバイス等をしていきます。

 ゲストの目的は様々です。テレビのCMを見て、ああいう体になりたい、ダイエットしたいという若い方から、娘が一緒の写真に写ってくれない、健康診断の数値が悪くなったので改善したいといったものもあります。
『その目的を達成するためにどうやっていくか』を固めていきます」

アンチエイジングのカギは筋トレにあり!

 最近は森永卓郎氏、生島ヒロシ氏など年配のタレントがCMに起用され、結果を出していることもあり、年配の人の入会も多くなっているという。
「お気に入りのズボンがきつくなった」と入会した下平翔さん(仮名)は「若い頃の体にはできた動きを“思い出す”よう指導を受けた」という。思い出すとはどういうことか。迎氏は答える。

「人間の持っている筋肉量は、何もしないと徐々に低下していくといわれています。年齢を重ねることで転倒しやすくなるのは、筋肉量が減ったことによる影響が大きいです。転倒し骨折や入院することになると、筋肉量はさらに減ってしまいます。

 そこで、40~50代の方には筋肉量を減らさないためのプログラムを組みます。とはいえ、あまり運動の習慣がない方にいきなり過酷なトレーニングを課すのはよくありません。1人ひとりに合わせ、無理のない運動からはじめます。

 私たちが提唱するのは、安全かつ効果の高いトレーニングです。たとえばダンベルの上げ下げ1つとっても、正しいフォームで行わなければケガの元です。正しい形で行えばケガをせず、さらに高い効果も期待できます。それこそミリ単位で正しいフォームをお伝えします。

 あとはゲストの『どこまでできそうか』を判断し、無理のない範囲で負荷をかけるようにします。トレーニングですからもちろん負荷は必要ですが、それが負担になり挫折してしまっては意味がありません。

 若い頃の体は『思い出す』ことができます。筋肉量と同様に、年齢とともに下がっていくのが『可動域』です。年齢とともに、体の動く範囲はだんだん狭くなっていきます。動かなくなるからそもそも動かないようになり、そして体はますます動かなくなって……と負のスパイラルに陥ってしまうのです。
 狭くなってしまった可動域を広げるためのトレーニングやメニューを用意しています。トレーナーの指導のもと、正しいトレーニングを行えば、若い頃の体に近いことができるようになるのは間違いない、そう考えています」

誰も教えてくれなかった糖質制限の真実

「提供しているのはトレーニングの方法だけではありません。トレーニングと同じくらい重要なのが、食事です。糖質制限が流行していますが、『炭水化物を抜く』という側面ばかりが注目されているように思います。
 日本人は米や麺類など糖質が大好きです。私たちのプログラムでは、減量を目指す場合糖質は1日約50グラムを目安にしていただいています。
 糖質を減らすときは、同時に良質な脂肪も摂らなければなりません。低糖質、高タンパクと、適切な脂質。『PFCバランス』といわれる割合です。これを守ることで、健康的に痩せることができます。
 食べないダイエットは体によくありません。栄養が足りず筋肉量が落ちるだけの状態になってしまうこともあるからです。
 筋肉は脂肪を燃やすために大変重要です。基礎代謝を上げ、きちんと体の脂肪を落とすための指導をしていきます」

 痩せることで、体重や体型以外にも何か変化はあるのだろうか。
「体が変わるとみなさん驚くほど考え方も変わっていきます。運動の習慣が身に付いたので、今度はマラソンを走ることにした、ほかにも新しいチャレンジを始めた、資格を取ったというゲストの方もいらっしゃいます。
 入会前に比べて考え方が前向きになったとか、体が変わったことで仕事への向き合い方が変わったという声を聞いたのは、いい意味での想定外でしたね」

 後半はライザップの代名詞とも言える「結果にコミット」について、RIZAPグループ株式会社代表取締役社長の瀬戸健氏に話を聞いた。7月20日にアップ予定(急なニュース等により変更の場合がございます)。

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