運用成績世界一のヘッジファンドが原油下落でひと儲け

 非常に大きな反響のあった、原油価格下落に関するニュース。
第1弾「誰も本当はわかっていなかった、原油価格暴落の政治的な理由」
第2弾「石油を暴落させたあの国の次の手が日本にも大きく影響?」

 原油を始めエネルギー価格がさらに下がることを見込んで、高い運用成績をあげているヘッジファンドがある。
 HSBCホールディングスが2015年のヘッジファンド運用成績トップに位置付けた「AAMアブソリュート・リターン・ファンド」だ。
 同ファンドはエネルギー関連株や天然資源関連株のロング・ショート(売買)戦略を中心に運用しており、15年のリターンはプラス58.5%を記録した。

 その高い運用成績は、原油価格下落に合わせてエネルギー・インフラ株などが下落することを見込んで、関連株の空売りを行っていたのが成功した形だ。

 AAMアブソリュート・リターン・ファンドはファンダメンタル分析を用いて株価の割高・割安を判断していく戦略を取っている。今年頭の時点ではエネルギー関連株は売り時であると表明していたが、空売りを行うなど、状況を見ながら柔軟な運用を行っている。

 昨年の高いリターンにより、同ファンドの05年末の運用開始以降のリターンは年率プラス12%、今年は7月時点でプラス10.2%となっている。同ファンドの2億3000万ドルという運用額は、ヘッジファンドの規模としては中級というところだ。

 オスロ・アセット・マネジメントの最高経営責任者(CEO)であり、同ファンドの運用に携わっているハラルド・ジェームズオタハーグ氏は、ブルームバーグのインタビューに、原油の下落により減収している産油会社などの株も、リターンをもたらす業種の1つであると答えている。

 ヘッジファンドとは何かについてはこちら

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