お金が貯まるか、出ていくかは、すべて「あり方」1つだった!?
お金に対する“あり方”を変えたことで、今では好きな仕事だけをし、買いたいものを買いたいときに買い、それでも稼ぎは前よりも増えて、手元にも残っている」
そう語るのは、月間100万PV以上を記録する人気ブロガーであり、作家、人材開発トレーナーなどマルチに活躍する立花岳志氏だ。
立花氏は昔から「お金は出ていくもの、貯まらないもの」という思い込みがあり、手元のお金が増えてきたらすべて使ってしまう、クレジットカードの限度額いっぱいまでキャッシングをするなどしていたという。
それが今では、先述のようなどんどん増える一方に変わった。自身がいくら稼いでいるか、正確な額すら把握していない。だが家計簿をつけて正確な収支を確認していた頃よりも、間違いなく稼ぎは増えて、豊かな日々を送れているという。
立花氏の話から、多くの人に役立つお金に対する本質が見えてきた。
「お金がない」は幻想
「僕はかつて、常に『お金がない』と思っていました。昔、家がお金で苦労したこともあり、『家族を不幸にするお金は悪いもの、近くに置いちゃいけない』くらいに思っていました。しかし遠ざけていながらも、暮らしていくうえではお金が絶対に必要ですから、必要だが持っていてはいけないもの、そこから『お金がない』という思いに囚われていたのだと思います。
とはいえサラリーマンをしていましたから、毎月給料も振り込まれていましたし、実際にはお金がゼロということはありませんでした。ですが人というのはすごいもので、『お金がない、お金がない』と思い続けていると、その思いを行動が証明しようとするんですね。
毎月給料が入ってくるのに、ある程度お金があると散財してしまっていました。入ってくるお金以上に使ってしまい、クレジットカードの限度額いっぱいまでお金を借りたりしていました。借りたものを返す、を繰り返しながら、『お金がない』と思い続けていたのです。
ですが、考えてみれば『お金が本当にまったくない』事態はあり得ません。どんなにお金がないと言ったところで、家も仕事もあるわけです。『かつてに比べるとお金がない』『誰かと比べると少ない』といった話でしかありません。完全に思い込みに囚われていました。
少し前『一昔前に年収1億円は軽く稼いでいた』という方のお話をお聞きしました。今は事業を手放してそこまでの稼ぎはないそうですが、それだけ稼いでいればさぞかし心にもゆとりがあったのかと思いきや『どんなに稼いでも不安が消えることはなかった』そうです。
僕も『お金がない』と思い続けていたので、もし僕がその人と同じように稼いだとしても、彼と似たような不安に駆られていたと思います」