海外経験の豊富な人物が管理人と思われる、あるブログの記事が話題になった。
海外でのクレジットカード支払いで注意すべきこと。(日本円か現地通貨か聞かれたらどちらを選ぶべきなのか)
旅行や出張の際などにしか起こらないことであり、そう細かくチェックする部分でもないため、気にしない人が多いが、実はわかりにくくなっている点だ。
その仕組み自体はカード会社も公表しているが、よほど注意深く見ている、仕組みを理解している人でない限り、見落とすレベルだろう。
この記事では、支払いにVISAを選ぶと通貨の選択肢があると言われないこともあるとも書かれていた。店が確信犯的に日本円を選択させて手数料を稼ぐか、仕組みを理解していないかのどちらかだ。
一方で特筆に値するのが、「アメックス(アメリカン・エキスプレス)での支払いでは、どちらの通貨にするかを聞かれなかった」ことだ。
アメックスはそもそも、そのような通貨の選択システムを取り入れていないことになる。
海外で強いアメックスのメリット
「アメックスの強さは海外でこそ証明される」とよく言われる。JCBと提携しているため日本での利用にも特典はあり、ポイントなどのメリットはあるが、やはり海外と海外に向かうための空港での利用に多くのメリットがある。
カードのグレードにより金額や利用できる設備の差はあるが、だいたい以下のようなものだ。
1.空港ラウンジのプライオリティパスが付帯。同伴者も無料
2.旅行や出張の際、スーツケース1つの無料宅配サービス
3.国内・海外ともに保険や保証が手厚く、ショッピングでも破損等に対する補償等のサービスがある
4.24時間日本語対応のトラベルデスクがあり、様々なサービスを受けられるほか、盗難や紛失に関してもサポートを受けられる
5.エクスペディアでの予約の優待など、様々な特典、優待
航空会社と提携しているものや、百貨店等と提携しているものなどもあるが、いわゆるプロパーのカードで年会費は最も安いもので1万2000円(税抜き)だ。
現在は年会費無料のカードも多いなか、決して安くはない年会費だが、提供するサービスをよく利用する人にとっては決して高くないと言える価格だろう。
より多くの特典を受けたいという場合には、サービスに応じて複数のカードが用意されており、バリエーションに富んだラインナップが整えられている。
ハイクラスになると入会は申請ではなく招待制になっており、最上級の「センチュリオン(通称ブラックカード)」は日本国内はもとより、世界でも会員数は非公開。
入会条件も公表されておらず、例えばJCBの最上位カード「ザ・クラス」は年収1500万円以上とも言われることがあるが、アメックスプラチナやセンチュリオンにはそうした基準さえ明示されていない。
日本だけでなく、世界でもトップクラスのカードと言えるだろう。