米ペンシルベニア大学が、ハーバード大学を基金の運用成績で追い抜いた、とブルームバーグが報じた。
ペンシルベニア大学基金が好調だった要因は、株式の銘柄選択が正しかったこと、米国債権の保有比率を増やしたことなどだという。特に株式は市場平均を上回ったという。また、特徴として、大型の典型的な基金とは違い、プライベートエクイティ、不動産、天然資源などに大きく投資をしないことだという。
ペンシルベニア大学は予算の9%を基金のリターンでまかない、大幅な予算削減や人員削減などは免れたという。新年度の予算作りも、苦しむ他の名門大学と比べて楽だったという。