セブ島はリゾート地としての評価も高いところ。先日体験取材をしたQQ Englishの校舎の1つがあるのは、5つ星ホテルが立ち並ぶセブ島一のリゾートゾーン、マクタン島だ。いわゆる「セブ島のリゾート地に行く」となるとここを指す。
英語学習をする際、語学学校の寮ではなくホテルに宿泊するエグゼクティブ層は多い。
また、せっかくセブ島に来たのだから、観光やダイビングなどを楽しみながら英語学習をする人もたくさんいる。
英語を学ぶのでなくとも、成田から4時間半で行けるリゾート地として、セブ島の人気は高い。今では大阪などからも直行便が出ており、行きやすくなっている。
セブ島に在住で、東南アジアでビジネスを展開する日本人グループ「和僑会」の藤岡頼光氏がオススメする、セブ島の優良ホテルをレポートする。
なお、セブ島は乾季、雨季はあっても基本的に常夏で、一年中半そでで過ごせるところだ。
一番暑い、セブ島の「オンシーズン」は2月から始まる。
日本はもっとも寒い時期だ。冬に行くには、避寒地として絶好の場所だ。
かやぶき屋根の海沿いホテル
マクタン島の海沿いにあるのが、5つ星ホテルのブルーウォーターマリバゴだ。目の前の海は、ホテルのプライベートビーチ。海沿いに、いかにもアジアのリゾート地という感じの、かやぶき屋根の開放的な建物が並ぶ。そこで飲食を楽しむことができる。
宿泊も同じようにかやぶき屋根の建物だ。スパのほか、マッサージなど様々な設備が揃っている。
セブ島のリゾートホテルは、プール完備が基本だ。宿泊者は海で様々なマリンスポーツを楽しむことができる以外に、プールサイドでくつろいだり、泳いだりする。
レストランが充実の幻想的なホテル
次に紹介するのはセブ島の代表的な5つ星ホテル、シャングリラホテルだ。同じくプライベートビーチに、開放的な庭やプールなどの空間が広がる。
高台にあるこのホテルの売りは、レストランだ。海を下に眺めながら、食事をしたり、アルコールや軽い食べ物を口にする。夜になると日も落ち、幻想的な風景が広がる。
レストランの1つはビュッフェスタイル。中華料理をはじめ、様々な国の料理が並ぶ。営業中に、突然大歓声が沸き起こったので何かと思ったら、フィリピンの名物料理、豚の丸焼きが2人のシェフにより運ばれてきた。その様子はにぎやかだ。
なお、フィリピンの料理にはあまり複雑なものはなく、調理工程の多くは「焼く」「煮る」「揚げる」で、豚の丸焼きなどわかりやすいものが多い。ただし、鶏は日本の料理人も舌を巻くような質の良いものがある。味付けは辛すぎることもなく、日本人にも食べやすい。味付けはむしろ全般的に甘めだ。理由は「バナナケチャップ」にある。名前の通り、バナナでつくられたケチャップだ。これをフィリピン人は、いろいろな料理に使う。
バナナが入れば、どう考えても甘くなる。
セブ島の夜をカジノで過ごす
最後に紹介するのは、ウォーターフロント セブ シティ ホテル アンド カジノだ。ここも5つ星ホテルで、ホテル内にカジノがある。
カジノの充実ぶりは、同じアジアでもシンガポールなどのほうが上だ。設備も多くはない。カジノの一画ではコンサートが開かれ、フィリピン人の歌手が歌を歌っているなど、カジノといえどどこかのどかだ。
その他にプール、ジムなどの設備は一通り揃っている。
セブ島のホテル総評
セブ島の5つ星ホテルは、料金も決して高くない。フィリピンは全体的に物価が安いため、高級ホテルとされるところも驚くような値段とはならない。時期にもよるが、1泊1万円台~のところも多く、高くても3万円台というところだ。
感じた不満として、総じて設備が少々古い。また場所柄中国人旅行者が多く、その声は非常にうるさい(これはホテルの問題ではないが)。設備が古いとまるでダイレクトに話されているかのように、その声が響いてくる。
古い分、ホテルの設備としては全体的に傷みがあったりする。特に日本の感覚では不満を抱きがちなのがシャワーの出だ。なかなか温度が上がらない、出が悪いといった印象だが、そもそもセブ島は日本ほど水が多くなく、また水道設備も充実していないため、高級ホテルでも水道設備に関しては日本のクオリティを望んではいけない。
また、なぜかホテルの室内用スリッパや室内着を備えていないホテルが多い。セブ島はリゾート地ゆえ、多くの人が5つ星ホテル内でもビーチサンダルを履くなど服装については厳しくないことが多い。室内でもそれを履いているのが基本ということか。
繰り返しになるが、5つ星ホテルといっても、日本のようなクオリティを求めてはいけない、そのことには気をつけて滞在したい。
また、単なるラグジュアリーなホテルに飽き足らないという人には、マクタン島からすぐの小島を訪れるのがオススメだ。小舟で訪れる、日本人が持っている島に足を伸ばした。
来週更新予定。
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