ダニエル・ローブも投資 2017年注目の新興ヘッジファンド

 巨額のマネーを扱うヘッジファンド界の大御所たちが、ニューヨークの新興ヘッジファンドに資金を投入していると、ビジネスインサイダーが報じている。

 同記事によると、関係者筋が明かしたもので、コートゥー・マネジメント(資産総額97億ドル)の創業者、フィリップ・ラフォン氏、ムーアキャピタルの創業者、ルイス・ベーコン氏(155億ドル)、サードポイントの創業者、ダニエル・ローブ氏(163億ドル)といったビッグネームの投資家たちが、3月1日に開始するニューヨークのヘッジファンド、ライト・スカイ・マクロに投資する計画だという。
※資産総額はアルファ社発表の「ヘッジファンドランキング100」の2016年の数字に基づく。
 これらの名前のほかに、フォーブスの発表している億万長者ランキングで31位、130億ドル(2017年2月23日現在)のスティーブ・コーエン氏も投資を計画しているという。

 コーエン氏はインサイダー取引に関与したとして、彼のSACアドバイザーズには2年間の投資の禁止を命じる判決が下されたが、彼の投資に対する姿勢を評価する投資家は今も多い。

 資金を募っての投資が禁止されている現在は、自身の資産をファミリーオフィスで運用する形をとっている。

 このように注目を集めるライト・スカイ・マクロの創業者でありファンドマネジャーのベン・メルクマン氏はかつてヨーロッパの巨大ヘッジファンド、ブレバン・ホワード・アセット・マネジメント(資産総額約2400億ドル。ヘッジファンドランキング100より)のパートナーを務めていた。
 メルクマン氏のヘッジファンド開始は今年最大のニュースの1つになりうるだろうと市場は予測している。戦略はマクロと考えられる。

 同ヘッジファンドは、アセットが上がることで手数料を下げる収益構造を構想中だという。たとえば、アセットが10億ドルに達すると、それまでの手数料が1.5%から1.25%になり、20億ドルになればさらに1%に下がる、という形であると、関係者が匿名であることを条件に明かした。

 メルクマン氏も、ローブ氏ほか投資家もこの件に関してコメントしていない。
 同ヘッジファンドは、最低額4億ドルからスタートすると考えられている。

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