HSBCオルタナティブインベストメントグループの投資家向け情報によると、2016年のヘッジファンド運用成績ランキングが面白いことになっている。
65.50%のリターンを出し、堂々1位に輝いたドーセット・エナジー・ファンド(クラスA)はDFT・エナジー・LPが2000年11月にニューヨークで立ち上げたヘッジファンドで、公開株式と債券市場に投資している。名前の通り、エネルギー関連企業株への投資に力を入れている。
数字は2016年12月31日現在。
HSBCの数字をもとに、ゆかしメディア編集部が作成。
※参考:ファンドラップ型サービスの「手数料控除後リターン」ランキング
面白いもので、このドーセット・エナジー・ファンド(クラスA)は、2015年にトップとともに発表された運用成績ワーストのランキングで、なんと最下位になっている。2015年の成績はマイナス44.05%だった。
入れ替わりの激しいヘッジファンドの運用成績争いで、2年連続ランキング入りの好成績を残しているのがL1・キャピタル・ロング・ショート・ファンドだ。
2015年は1位、2016年も15位に入っている。
数字は2015年12月31日現在。
HSBCの数字をもとに、ゆかしメディア編集部が作成。
2014年にオーストラリアで運用を開始した同ファンドは、その名前の通りロング・ショート戦略で躍進、初年度の5.07%ののちに2015年の60.52%、2016年の29.61%と2年連続で好成績を記録、今年に入ってからも4.43%の運用成績をあげている。
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