老舗結婚式場「雅叙園」がホテルにリニューアル


スイートルームは宿泊以外にパーティーなども可能
 結婚式場として88年の歴史を持つ目黒雅叙園が、この度、時代の変化に伴い「ホテル雅叙園」へと名称を変更した。
名称の変更は86年ぶりとなる。

 目黒雅叙園は、それまで各家庭を中心に行われるのが一般的だったのを、日本初の総合結婚式場としてオープンし、これまで22万組以上の結婚式が行われてきた。


カノビアーノはテラスも併設
 その老舗結婚式場が業態変換を行う背景には、人口減少、時代の変化に伴う結婚式需要の低下と、訪日外国人観光客の増加による宿泊施設需要の高まりがある。

 結婚式場の機能を残しながらも、ホテルとして使用できる部分を大幅に増やし、また新たな施設もオープンした。
 レストランも増え、代官山の自然派イタリアン、リストランテカノビアーノが移転している。


カノビアーノ店内
 イタリア料理といえばニンニク、唐辛子、バターといった食材、調味料がよく使われるが、カノビアーノでは食材の繊細な味が損なわれるとして使用していない。
 レストランとしてだけでなく、店内に併設するチャペルにてレストランウェディングも可能だ。


縞海老とカラスミの冷製カッペリーニ
 カノビアーノは雅叙園の敷地内にありながら、入口はメインの建物とは別となる。
 結婚式を行うとなると、敷地内のレストランには入るが雅叙園のメイン部分には入らないという、不思議な形になる。


牛ランプのロースト モリーユソース
 目黒駅から徒歩数分というアクセスの良さに加え、結婚式場としての格式の高さから、ホテル雅叙園は4月のオープン以来高級ホテルとして需要は高い。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる