昨年マカオにオープンしたウィン・パレス。世界遺産に足を運ぶ以外にも、ウィン・パレスには回りきれないほどのたくさんのショップやレストランがある。
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名物の噴水に面したレストランが、中華料理のウィンレイ・パレス。
音楽に合わせ噴水が水を噴き上げる様を見ながらの食事を楽しめる。
写真ではなかなか伝わらないが、噴水が音と光とともに勢いよく水を噴き上げる様は、かなり壮観だ。
ウィンパレスマカオ 噴水ショー
ホテル内には多数のカフェもあり、カジノの合間に軽食をつまんだり、コーヒーを飲んだりすることができる。オリジナルのマカロンは人気商品だ。
リゾート地のマカオには、欧米からの宿泊者も多い。その人たちになじみのあるところとして、スターバックスも入っている。「中国風」を大切にしているウィン・パレスのスターバックスには昔の中国風な絵が描かれているが、描かれている人物はスターバックスのカップを持っていたりと、ちょっとした遊び心もある。
レストランは中華以外にも和食、寿司、気軽に寄れるヌードルショップ、ビュッフェなどたくさん。和食店も日本人シェフがいてクオリティは高い。
ステーキレストラン「SWステーキハウス」に立ち寄った。
マカオは大航海時代より交通の要所として栄え、貿易を通じていろいろなものが入ってくる。
海産物は、東南アジアから太平洋の漁師を通じて、水揚げから数時間でマカオに入ってくる。ホテルが直接交渉し、仕入れているという。ステーキレストランだが、シーフードも豊富に取りそろえている。どの食材も本当に新鮮だ。
カニの身をコロッケ状にした「クラブケーキ」新鮮で冷凍されていないカニが使われている。
ステーキに使われる牛肉はアメリカ産、オージービーフ、和牛などがある。アメリカ産のエイジングビーフが、豪快に焼いて出された。肉厚で力強い味わいだ。
どのレストランも、サービスのレベルが高く、店員は細かく気配りをしてくれる。客の要望を細かく聞いたり、おすすめをいろいろ話してくれる。このときは力強いステーキに合わせて、アメリカのトランプ大統領が晩餐会で出したというアメリカ、ナパバレーのワインをすすめてもらい、楽しんだ。
部屋、設備、食事、サービスなど、全体として非常にレベルが高い。行き届いたサービスは、日本品質に慣れている日本人にも心地よいものだ。
派手な外見や色遣いに最初は戸惑うかもしれないが、慣れれば落ち着く。「ホテルでゆっくりする」が性に合わない日本人も、ホテルでの贅沢な時間を楽しみたい空間だ。