ヘッジファンド 狙うは2013年以来の好成績

 10月に好調な運用成績を記録したヘッジファンド。イーベストメントが発表した2017年10月の「ヘッジファンド・インダストリー・パフォーマンス・レポート」によると、80%のヘッジファンドが年初来でプラスの運用成績を記録した。

 10月のヘッジファンドの平均運用成績はプラス1.22%、年初来はプラス7.18%となっている。過去1年間の数字を見るとプラス8.93%で、このペースでは2013年を超える好成績が見込めるとしている。

 戦略ごとに見ていくと、マネージド・フューチャーズの運用成績がもっともよく、ここ10年で最高となるプラス3.76%、マクロ戦略は2017年でいちばんのプラス2.14%となった。
 年初来の成績がもっともよいのがロング・ショート戦略で、10月の成績はマネージド・フューチャーズやマクロには及ばないものの、年初来はプラス9.70%となっている。

 10月は振るわなかったが年初来が好調なのがイベントドリブンのアクティビストで、10月の成績だけを見るとプラス0.31%にとどまるが、年初来はプラス9.69%となる。

 主な戦略ごとの運用成績は以下だ。


イーベストメントの資料をもとに、ゆかしメディア編集部が作成

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