成田空港が「最高の空メシ空港」に選出

 成田国際空港が、もっとも高品質で低価格の食事を提供する空港に選出された。

 アメリカを除く世界のトップ15の国際空港を「質」「価格」「種類の多さ」の3つを評価したもので、選考を行ったレワード・エキスパートが、成田に5点満点中4.77をつけた。2位は台湾の桃園空港。


 成田は食事の質と価格の2部門で5点満点の最高点を獲得。「焼き鳥、寿司、うどん、とんかつなどなど。あなたのおなかも財布も満たされる場所だ」とはレワード・エキスパートのコメント。種類の多さに関しては3.46と下げたが、質と価格において5点と評価された空港はほかにない。

 選考はYelpとトリップアドバイザーの数千のレビュー、アメリカの市場調査・コンサルティング会社JDパワーの調査、Zagatの評価などに基づいて行われた。

 その他評価が高かったのは桃園(4.10)、香港国際(4.03)チャンギ(3.94)、アムステルダム・スキポール(3.88)。

 シドニー国際空港は食事の種類の豊富さで5点満点。タイ料理、メキシコ料理、モダンオーストラリア料理などがある点を高く評価された。だが値段が高い店もあるとして、トータルで7位。

 ロンドンのヒースロー国際空港は、価格において最低点の1.33を獲得。「英国は物価が高い」イメージを地で行く評価となった。ただし質は成田、桃園に次ぐ3位の4.29で「料理がまずい英国」のイメージとは異なる結果となっている。質が価格をカバーし総合では10位。

 最下位はイタリア、ローマのフィウミチーノ空港。食事は高く、バリエーションも少ないとされた。
「ローマを去る前にイタリア料理を口にしておきたいならば、この空港のレストランは悪くないが、それ以外のものを食べたいならば、機内食を待ったほうがいいかもしれない」と、評価は手厳しい。

 1位から15位と得点は以下の通り。

1.成田国際空港(日本)4.77
2.桃園国際空港(台湾)4.10
3.香港国際空港(香港)4.03
4.シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)3.94
5.アムステルダム・スキポール空港(オランダ)3.88
6.ロンドン・ガトウィック空港(英国)3.88
7.シドニー国際空港(オーストラリア)3.84
8.アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港(スペイン)3.77
9.ミュンヘン空港(ドイツ)3.76
10.ロンドン・ヒースロー空港(英国)3.75
11.フランクフルト空港(ドイツ)3.71
12.トロント・ピアソン国際空港(カナダ)3.49
13.パリ=シャルル・ド・ゴール空港(フランス)3.39
14.バルセロナ=エル・プラット空港(スペイン)3.31
15.フィウミチーノ空港(イタリア)3.30

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