DE Shawグループは15日、中国でのプライベートファンド管理ライセンスを承認されたと発表した。今回のライセンス承認によりDE Shawグループは中国国内の投資家向けにオンショア投資商品を開発および販売することが可能となった模様だ。
今回ファンドが得たPrivate Securities Investment Fund Manager(PFM)ライセンスは、中国資産運用協会(Asset Management Association of China)によって発行された。
DE Shawグループはアジア市場進出に積極的なヘッジファンド(オルタナティブ)運用会社の1つで、2000年代初頭から中国本土で活動してきたということだ。
2018年にはブリッジウォーターとウィントングループも中国での運用登録を行ったと報道されており、大手ヘッジファンドの中国進出が相次いでいる。
DE Shawの運用資産は500億ドル(5.6兆円)を超え、世界でもトップ10に入るヘッジファンドである。140億ドル運用している旗艦ファンドは、2昨年も11.2%のリターンを達成し、直近10年で7度目の10%以上の成績の年となった。
同社の情報はあまり公にされることはないが、2015年にはGoogleのエリック・シュミット会長が同社株の20%を取得したことでも話題になった。
また同じくヘッジファンド大手のツーシグマの創業者ジョン・オーバーデックはDE Shawの出身である。
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