ハーバード大学基金がヘッジファンド投資増加へ

ハーバード大学基金のN・P・ナーベカーCEOがヘッジファンドへの投資金額を増やしている。Bloombergの報道によると総資産390億ドルのうち、130億ドルをヘッジファンドに投資し、その割合は全体の1/3に及ぶという。

これはハーバード大学基金が公表している2017年6月時点のヘッジファンドの割合である21%から33%へと5割以上も投資割合を増やしていることになる。

ヘッジファンドへの投資比率はコロンビア大学やブラウン大学も総資産の1/3に及んでいることから、アメリカの大学基金のヘッジファンド重視が鮮明になってきている。


2017年1月にナーベカー氏がハーバード・マネジメントのCEOに就任し、ハーバード大学基金の運用に関する抜本的改革を初めて3年目に入る。

彼はJPモルガンのトレーダーを勤めた後、コロンビア大学基金のトップを勤め、成績不振だったコロンビア大学基金の運用成績をアイビーリーグのトップクラスに引き上げた。

リーマンショックを含む2019年の実績はハーバード大学基金がー28.5%だったのに対してコロンビア大学がー19.8%とマイナスが少なかったのは、コロンビア大学がプライベートエクイティへの投資を減らしたことと、ヘッジファンドへの投資を増やしたことが功を奏したといわれている。彼の功績によりコロンビア大学基金は2016年までの14年間で運用資産を90億ドルへと倍増させた。

彼が就任してからハーバード大学基金は、運用の好調なデイビッド・スウェンセン率いるエール大学にならい、内部人材による運用から外部の人材の利用へと運用方針の変更変更を打ち出している。さらにインセンティブ報酬を担当部門の収益ではなく、全体の収益に連動させるなど抜本的な改善を図っている。

外部の人材の利用を増やした結果ハーバード大学基金は2ヘッジファンドの投資割合を増加させたとみられている。2018年6月期の運用成績はプラス10%だった。

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