ハリウッド最強の慈善活動カップル、ブランジェリーナに学ぶ生き方

アンジー＆ブラピはハリウッド最強の慈善活動カップル

　『フォーブス』誌の「2009年最も影響力のあるセレブリティ100」にもカップルでランクインしているアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット。同ランキングで2007年、2008年と第1位だったオプラ・ウィンフリーを退け、アンジェリーナは第1位に輝き、ブラッド・ピットは9位に入りました。財力と影響力ある2人がカップルとなったことで、注目度はさらにアップ。メディアへの露出が多いだけでなく、自分たちに関する情報提供と情報操作が上手いことでも知られる2人は、間違いなく最強の慈善活動カップルと言えるでしょう。

　アンジェリーナが慈善活動に興味を持ったのは、映画の撮影で様々な国を訪れるうちに、現地の人々の生活に影響を受けたこと、そして難民についての報告書を読んだことがきっかけでした。彼女の本格的な慈善活動は2001年、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）に「難民を支援したい」と彼女自身が問い合わせをしたことから始まりました。コートジボワールやタンザニア、シエラレオネなどをUNHCR職員とともに訪問し、2001年8月にはUNHCR親善大使に就任。現在まで約8年間のうちに数十カ国を訪れ、現地の難民と交流しています。彼女のUNHCRへの寄付総額は300万ドル（約3億円）以上にのぼるそうです。

　またアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットは慈善団体「ジョリー・ピット財団」を設立し、「国境なき医師団」や「世界エイズ連合」など様々な団体へ寄付を行っています。最近では今年6月にパキスタンの難民救済のために、国連難民機関に100万ドル（約1億円）を寄付。アンジェリーナはワシントンDCで開かれた「世界難民の日」のイベントに出席してスピーチを行いました。さらに同じく今年6月、同財団は米ミズーリ州スプリングフィールドに「ジェーン・ピット・小児ガンセンター」を設立するため、100万ドル（約1億円）を寄付しています。