法務省は10日、全国74校の法科大学院修了者を対象とした2009年の新司法試験の合格者を発表し、学校別では東大(216人)、中央大(162人)、慶応大(147人)が上位3校となったことがわかった。合格率1位は一橋大(62.9%)だった。
全体に合格率が27.6%と過去最低になった今年の新司法試験。結局は司法試験の名門とされる大学の法科大学院がトップを占めた。また、合格者数4位も京都大、5位早稲田大だった。
今年の受験生は7392人で前年より1131人増加。合格者は男性が1503人、女性が540人。平均年齢は28.84歳、最高齢は55歳。
大学の法学部出身者などの合格率は38.67%だったが、社会人出身者たちの合格率は18.87%にとどまっている。