桜花賞馬エルプス死亡(27歳)

 中央競馬の桜花賞馬・エルプスが15日、北海道新ひだか町のカタオカファームでケガのため死亡した。軽種馬育成調教センターが発表した。27歳。

 エルプスは父マグニテュード、母ホクエイリボン。現役時代は1985年の桜花賞を逃げ切って勝ったほか、重賞を5勝し、最優秀4歳牝馬にも輝いた名牝。生涯通算成績は11戦6勝だった。

 華奢ながら見栄えのする明るい栗毛の馬体で、常にハナを切り、最後まで踏ん張る姿は多くのファンの目に今でも焼きついている。競走馬を引退後は、8頭の産駒を残した。競走馬としても最初から大きな期待を集めた存在ではなかったが、繁殖牝馬となってからもそうなっていた。しかし、2番仔のリヴァーガール(父リヴリア)は母としてGI3勝馬テイエムオーシャンを出し、ファンをまた驚かせた。

 2002年以降は、繁殖も引退し故郷の牧場で余生を過ごしていた。

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