世界で最も有名なオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第一線で活躍するメンバーが集結した「ウィーン・ヴィルトゥオーゼン」の2009年日本ツアーが10月よりスタートする。東京公演は、サントリーホールで10月12日に開催される。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団には、そのメンバーを中心として室内楽グループが数多く結成されていることで知られている。その中でも、最高水準を誇る室内楽グループとされるのが、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンだ。
ウィーン・ヴィルトゥオーゼン創立者でありリーダーのエルンスト・オッテンザマーのコンセプトは、アンサンブルのフレキシブルな編成。アンサンブルの原型は、弦楽四重奏とコントラバスおよび木管五重奏で構成されていて、レパートリーによってその都度編成を広げたり縮小したりしている。レパートリーの多くはこのアンサンブルのためにアレンジされていて、古典派から現代曲までの小編成の室内楽、さらに協奏曲や交響曲など、あらゆる作品が最高水準で奏でられる。
これまでにジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)、シュテファン・ヴラダー(ピアノ)、トーマス・ハンプソン(テノール)、ミヒャエル・シャーデ(テノール)など、ウィーン・フィルのソリストのような国際的に活躍する演奏家たちと共演、国内外のコンサートホールで大成功を収めている。
近年ではウィーンの楽友協会で年4回の定期公演を開催。またヨーロッパ、アメリカ、日本など数多くのコンサート・ツアーによりその名を轟かせている。
◆2009年来日メンバー
フォルクハルト・シュトイデ(コンサートマスター)
ホルガー・グロー(ヴァイオリン)
エルマー・ランダラー(ヴィオラ)
フランツ・バルトロメイ(チェロ)
ヨーゼフ・ニーダーハマー(コントラバス)
ウォルター・アウアー(フルート)
ハラルト・ヘルト(オーボエ)
エルンスト・オッテンザマー(クラリネット)
シュテパン・トゥルノフスキー(ファゴット)
ヴォルフガング・ヴラダー(ホルン)
ヤン・ヤンコヴィッチ(ホルン)
◆東京公演プログラム
W.A.モーツァルト: 交響曲 第29番 イ長調 K.201
R.シュトラウス: 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ビゼー/ボルヌ: カルメンファンタジー
ヴェルディ/バッシ: リゴレットファンタジー
R.シュトラウス/プシポダ: ばらの騎士ワルツ
J.シュトラウス: アンネンポルカ/ウィーン気質
東京公演日時:2009年10月12日、開場18:00 開演18:30
場所:サントリーホール
入場料:S席8,000円、A席6,000円、B席4,000円、P席2,000円