ところで株はどうなりましたか?
山本さんはかつて、株で3000万円以上の利益を生み出したという。現在はFX派に転向したとは言え、まったく株の売買を行っていないというわけではない。日経平均が、昨年一時は7000円を割る場面も出現したが、買い場とばかりに取引を行い、実際に利益を出したそうだ。
「『ナンピン買い』は漢字で普通『難平買い』と書きますが、わたしは何品買えるかという意味で『何品買い』といっています。(日経平均が)7000円台になったところで何株か買って、9000円を超えたところで売り抜けています。異常な高値の時や、異常な安値の時はチャンスです。FXも株もそこだけ狙えば勝てます」
株が千載一遇の買い時だと判断すれば、チャンスは逃さない。そして適度に上がった時点で、もう売り抜けたというから勝負どころの見極めはさすが。相場が、異常な動きをするまで我慢して『見』に徹するということが大事だということがわかる。