学習院大学、山階宮家三代の写真展開催

 学習院大学史料館で、10月1日より、宮家の史料を展示した写真展「近代皇族の記憶―写真がかたる山階宮家三代の暮らし―」が開催される。

 学習院大学史料館は平成17年に、山階宮家の史料を管理している京都勧修寺より、1000枚以上にのぼるガラス乾板・写真の寄託を受けた。明治から昭和初期にかけての宮家の日常生活の様子を鮮やかに甦らせるこれらの写真は、当時の風景風俗を知る上でも大変史料的価値が高く、またそのほとんどが山階宮家の人々が自身で撮影したものだという。

 山階宮家の人々にとって、写真は趣味であると同時に、山階宮家の記録を残す大切な手段だった。同館では貴重な写真群を公開すべく準備を進め、昨年『写真集 近代皇族の記憶―山階宮家三代』(吉川弘文館)を刊行。今回の展覧会では、この写真集にも掲載された写真の原版となったガラス乾板やオリジナルプリントを初公開すると共に、この7月に財団法人山階宮鳥類研究所より寄託された山階芳麿博士関係史料も一部展示される。

「近代皇族の記憶―写真がかたる山階宮家三代の暮らし―」
開催場所:学習院大学北2号館1階 史料館展示室(入場無料)
開催期間:2009年10月1日(木)~11月30日(月)
開室時間:平日12:00~17:00、土曜 10:00~12:00
※休室日 日曜・祝日・大学休講日
※特別開室日:10月12日は史料館講座開催日のため10:00~17:00の特別開室

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